成長する島の観測

Category
Spatial Design, Renovation

Site
Tokyo, Japan

和歌山県有田市に位置する無人島 - 地ノ島 - でのプロジェクト。 既存の自然環境に応じて島全体を俯瞰したキュレーション、行政と連携し た企画運営マネージメント、 季節に応じた可変的な建築など、あらゆる分野のアイデアが結集して無人島から地方創生を 創り出すインキュ ベーション・プロジェクトである。

既 存 環 境

敷地は地ノ島の東海岸の浜辺 ( 海水浴エリア)。離島での建 設のため、既存環境から入手可 能なものを材料とする。

島 の 長 期 開 発 プ ロ セ ス

このプロジェクトは、和歌山県有田市が株式会社ジョブライブに業務委託した無人島企画事業の取り組み の一つである 海の家の建設である。行政側からは、有田市としての島を観光・PR運営ができるような島 のあり方を求められていた。 我々はその島のキュレーションとそれに伴う島のマスタープラン及び建造物 のデザインを担当する。

島国である日本は、約6,400もの島々で成立している。中央主権型の社会から分散型の 社会へ移行する中 で、こうした無人島を行政や地域産業と連携して島の活用法を提案する。 5年、10年、100年というスパンを視野に、島の生態に応じて開発する利用者とともに成長するような無 人島のプロトタイプとなる。

島 の 長 期 開 発 プ ロ セ ス

このプロジェクトは、和歌山県有田市が株式会社ジョブライブに業務委託した無人島企画事業の取り組み の一つである 海の家の建設である。行政側からは、有田市としての島を観光・PR運営ができるような島 のあり方を求められていた。 我々はその島のキュレーションとそれに伴う島のマスタープラン及び建造物 のデザインを担当する。

配置計画

船の乗り場から内陸部分までの アクセスの途中に海の家を計画。

自然環境の変容による島の生態系サイクルと人為的な開発 サイクルが重なって、成長する島の年間サイクルが生まれる。 右の 8 項目を島の 1 年の周期として検討した ( 下段の具体 例は 2018 年の活動例 )。 1 年のサイクルを元に次年度のサ イクルがアップデートされる。

構 造 と 工 法 の ス タ デ ィ

デ ィ テ ー ル

有 田 市 敷 地 図

7/1~8/31 の来島者数: 例年5000~6000人 7/1~8/31 の渡船 : 午前5時~午後4時半頃まで 随時運行。現在既存のトイレの みなので、漁港近くの民宿で日 帰り入浴・シャワー可(有料)

無 人 島 で 建 築 を つ く る 前 提 条 件

葦 で つ く る 海 の 家 施 工 プ ロ セ ス

今 期 の 制 作 工 程

元々、この島の平地は広い水田であった。その水田跡地に現在自生 する葦や竹などを剪定し、それを海の家の主要な材料として利用し尽くす。 夏季利用に向けた開発 サイクルがこの島の自然環境のサイクルと一体となり、島そのものを雄大な産物として位置づける。

成 長 す る 島 の 観 測